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読書、映画のすすめ3

どうもhiroakiです。

 

最近、めちゃくちゃ読書や映画をして学んだことが多かったので、それぞれ簡単にまとめてみます。本当はもっともっと観たり読んだりしているので、おいおいまとめていきます。

 

▼前回からの続きになります。映画、読書のすすめ1

hiroakies.hatenablog.com

 

映画

▼ブラッド・ダイヤモンド

1999年、アフリカのシエラレオネ共和国。ダイヤの密輸に手を染める元傭兵と貧しいながら幸せな生活を送る純朴な漁師。交わるはずのなかった二人の人生が、運命に翻弄され動き始める。

この映画、面白くて何度も観ました。レオナルド・ディカプリオの演技がうまい、ひとつひとつの仕草がカッコいい。ジェニファー・コネリーが美しくカッコいい。物語の緊迫感や躍動感。そしてセリフ回しが完璧で、映像が美しいです。倫理観など考えさせられることも多かった。何度も観たい映画です。

 

 

▼光

人生に迷いながら、単調な日々を送っていた美佐子(水崎綾女)は、とある仕事をきっかけに、弱視の天才カメラマン・雅哉(永瀬正敏)と出逢う。美佐子は雅哉の無愛想な態度に苛立ちながらも、彼が撮影した夕日の写真に心を突き動かされ、いつかこの場所に連れて行って欲しいと願うのだった。命よりも大事なカメラを前にしながら、次第に視力を奪われてゆく雅哉。彼の内面を見つめるうちに、美佐子の中の何かが変わりはじめる。

特にガイドを作っている主人公と、視覚障害者であるモニターの4人との下記やり取りのシーンが印象的でした。

モニターの正子 「美佐子さんはこの作品からどういうものをどういう感覚を受け取って、ガイドを作りましたか」

ガイドで主人公の美佐子「どういう感覚…うーん」

正子「作品にこう横たわっている感じ、作品から溢れ出てくる感覚。何だと思いますか?」

正子「私たち、映画を観ているときに、スクリーンを観ているような感覚よりも、もっともっと大きな世界に入り込む感覚で作品を楽しんでいます」

モニターの智子「もうひとつちゃんと世界があって、その中に自分が入っていってるってことですよね」

「ええ、そうです」

「いつの間にかそこにいるってことですよね」

「うん、いつの間にか私も中にいます。

同じ空気を吸って、同じ音を聞いて。いろんなものを感じて映画を観てます。

美佐子さん映画って、すごーく広い世界の中を生きてるんです。それをその大きな世界を、言葉が小さくしてしまうほど残念なことはないんです」

自分も小説を書いてみたいと思った時期があり、それを人に読んでもらいとても傷つくようなことを言われた経験があります。批評や批判は、何かしら表現をする人にとって経験があることではないでしょうか。特にこのご時世はSNSなどで何かしらの情報発信をしている人が多いですから、身近な悩み事でもあるかもしれません。

なので、映画を観ていると、書き手(作り手)である美佐子の気持ちや聴き手であるモニター(身障者)の気持ちが痛いほど伝わってきて、お互いの間に難しい重い空気のようなものが横たわっているのを感じました。

また、人間の持つ5つの感覚の中で、一番重要なものとされているのは「視覚(=光を受容する器官である眼が持つ機能)」ですが、この作品では弱視のカメラマンの視力がついに失われてしまいます。自分が当たり前のように目の前の光景を観ていることが、どんなにありがたいことなのか、気づくことができました。

光

 

 

 

▼湯を沸かすほどの熱い愛

銭湯・幸の湯を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔し銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら娘を育てていた。そんなある日突然、余命2ヶ月という宣告を受ける。その日から彼女は「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく。

Wikipediaも参考にみてください:湯を沸かすほどの熱い愛 - Wikipedia

www.youtube.com

「母親の強さ」を感じることができる作品。やはり子供を産み育てる母は強い、尊い!ですね。しかし、母・双葉は実は娘・安澄の実母ではないのでした…。

この作品から、母としてだけではなく、人としての強さや温かさを学ぶことができました。また家族のあり方を考えさせられる作品でもありました。

脚本・監督は、本作が商業映画デビュー作となる中野量太。今作のテーマについて中野は、「家族とは」を挙げ、「家族とは何だろうということはずっとテーマにしていて、それは今でも考えてるし、そこに答えは絶対にない」としながら、「でも、家族であることの喜び、1つひとつの家族の良い形はあるんだろうなと思います」と語っている。銭湯を舞台として選択した理由については、「銭湯が好きだったのと、不思議な場所だといつも思っていた」「知らない人同士が1つの湯船に入って、繋がって、しゃべったり、コミュニケーションをとったり。そういう人と人のコミュニケーションの場として面白いと思った。」と述べ、「それがやろうとしている今回のテーマにもピッタリだった」と語っている。

湯を沸かすほどの熱い愛

湯を沸かすほどの熱い愛

 

 

 

アポカリプト 

舞台はマヤ文明の栄える中央アメリカの密林地帯。平穏な生活を営む狩猟民族の集落を、マヤ帝国の傭兵部隊が襲撃する。そして拉致連行された村民たちを待っていたのは、見たことのないような先進的な文明を持つマヤの都だった。そして彼らは、何故自分たちがここに連れてこられたのか、《衝撃の真実》を目の当たりにすることになる・・・!

ある日、主人公のジャガー・パウは命からがら逃げてきた他の村の人間を目にします。

部族長の父スカイ「あの連中を見てお前は何を感じた?」

ジャガー「分からない」

「恐怖だ。心をむしばむ恐怖。連中はそれに冒されていた。感じたか?恐怖は病だ。魂の中に入り込む。お前の心の平安を、すでにむしばみ始めている。

心に恐怖を宿す男にお前を育てた覚えはない。心から恐怖を追い出せ。村に持ち込むな」

その後、村が襲われ捕虜となったジャガーは、マヤ帝国の戦士を倒しながら必死で逃げます。観ている人は、その緊迫感に思わず息をのみ、引き込まれることでしょう。

大きな滝へ飛び込み、勇ましく逃げるジャガー。滝上で立ち尽くす、追手の傭兵隊長ゼロ・ウルフに向かって叫びます。

「俺はジャガー・パウ。フリント・スカイの息子。親父からこの森を受け継いだ。

俺はジャガー・パウ。森の狩人。ここは俺の森だ。俺が死んだあと息子と孫がこの森を受け継ぐ。来てみろ!」

立ち向かう勇気をもらえる映画です。また物語の背景にある深いメッセージ性も感じられます。さすがメルギブソン監督。

アポカリプト(字幕版)

アポカリプト(字幕版)

 

 

 

~4に続く~

hiroakies.hatenablog.com

読書、映画のすすめ2

どうもhiroakiです。

 

最近、読書と映画をみまくったのでまとめます。

ツイッターをフォローしていただいている人はご存知かもしれませんが、最近ほんとに勉強が進んでおりません。とほほ。そこで、ここ最近、めちゃくちゃ読書や映画をして学んだことが多かったので、それぞれ簡単にまとめてみます。本当はもっともっと読んでいるので、まとめたいのですが、キリがありませんので。別の機会に。

 

▼前回からの続きになります。映画、読書のすすめ1

hiroakies.hatenablog.com

 

読書

▼新世界

大阪新世界のとあるアパートから話は始まる。お笑いコンビキングコング西野亮廣氏は、自身が経営するオンラインサロン仲間のアドバイスを受け、本の内容にした。現在発売中の本を無料で公開するという試みは前代未聞だ。

「金を貯めた人間ではなく、信用を貯めた人間があらゆるメリットを受け取れる時代が幕を開けた」

信用貯金、クラウドファンディング。新たな時代の幕開けを感じさせる作品。

新世界

新世界

 

 

 

▼たった一人の熱狂

すべての新しい達成には初めに熱狂が、それも人知れない孤独な熱狂が必ずある。幻冬舎社長、見城徹による55の言葉を収録。最近話題の凄腕編集者、箕輪厚介による編集となっている。

たった一人の熱狂 (幻冬舎文庫)

たった一人の熱狂 (幻冬舎文庫)

 

 

 

▼東大読書

東大生の読書術を学べる作品。著者の推奨する読み方を実践するだけで自頭力が身に付く。

実際に、自然と自分がやってきた読みと似ていて勉強になりました。

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

 

 

 

▼独学のすすめ

社会学者、加藤秀俊による著作。今では当たり前になった学校教育制度は、実は歴史的に見れば新しいもので、元々知識は「独学」によって各個人が自発的に習得するものだった。そのため、本人のやる気次第で、独学でも十分学ぶことはできるのだと、筆者は力説する。

内容は元々、1974年に「教育考」のタイトルで雑誌連載されたもの。昔に書かれたものとは思えないほど、筆者の地頭の良さや時代を切り取る観点には、うならされる。そのため、彼の文章を読むだけでも学びになる。これから何かを学ぼうとする人や、現在何かを学んでいる人におすすめ。

独学のすすめ (ちくま文庫)

独学のすすめ (ちくま文庫)

 

 

 

▼マンガで読破シリーズ

言葉足らずだったのですが、もちろん情報取得の際は一次情報にあたるべし、です。なので正確には、マンガで大枠を理解した後に実際に元ネタに戻って読む、という流れがおすすめです。

その際、マンガで要点を押さえるというのは非常におすすめ。

 

古事記

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日本の神話について書かれた物語をマンガで分かりやすく解説しています。

古事記は目に見えないことを表現しようとしていて、それを誰にでも分かるような比喩を使って表している」

出てくる登場人物(神様)が全て概念を擬人化して比喩としたものというのは知らなかったので驚きました。まだ国もなく、言葉や概念がしっかりしてなかった時代に、世の中をどのように説明しようかと書かれているので、面白いです。「家造り」「稲作」について説明するために大勢の神を産んだことにして説明しているのは印象的です。読書から学ぶ方法としても参考になります。

また、因幡の白兎を助けたオオナムヂは、仲間である八十神に襲われ死と再生(母に生き返らせてもらう)を繰り返していきます。彼は生まれ変わる度に強く美しくなるわけですが、それが意味するのは「成長」です。自分は昔、「人間は社会的に生まれ社会的に死んでいく」という言葉を聞いたことがあります。私たちに与えられた「肩書き」「評判」「評価」などは常に変化しますが、その変化を「生死」に喩えるとぴったりきます。例えば下で芸能人のヒロミさんの記事を紹介してますが、「芸能界で干された」→「社会的な死」なわけですが、現在はまた「成長して復帰」→「再生」してますね。そう考えると、これは太古の昔から、私たちに向けて送られたエールではないかとも考えられます。勇気が出る考え方だなと思います。

古事記 (まんがで読破)

古事記 (まんがで読破)

 

 

源氏物語

昼ドラ感満載の物語。現在の倫理観でいうとアウトなことがたくさんまかり通るビックリ物語です。個人的には、読んだことがなかったのでこの機会に読めてよかった。

源氏物語 (まんがで読破)

源氏物語 (まんがで読破)

 

 

▼こころ

主人公は、尊敬する先生の告白を受け、先生とKの間に起こった過去の秘密を知ることになる。

長い物語なのでマンガがおすすめ。(こんなこと言ったら怒られるだろうな笑)

こころ (まんがで読破)

こころ (まんがで読破)

 

 

 

記事

▼文系学生から新卒でエンジニアになって2年8ヶ月で辞めた話

paizaへ就職した人がそれまでの壮絶なエンジニア人生について語っている。

 

▼文系が挫折しやすい7つのポイント

今、プログラミングの学習を始めているのですが、どんなことに気を付けたらいいか、挫折しやすいかが紹介されている。面白く、かつ共感できる内容になっている。 

 

▼ヒロミ「40歳で小休止した僕が見つけた境地」

人生にはスランプがつきものです。そういえば私も一時期、テレビなどでヒロミを見かける機会が少ないと感じていましたので、そういうことがあったのか~ジム経営してたのか~など勉強になり面白かったです。スランプの時期はスランプの時期なりに戦い方や成長の仕方があるのだと気づかされました。

また下の言葉にあるように、『周りから「落ちぶれた」目線で見られているうちに、本人も落ちぶれた感を漂わせるようになってしまった人もいた』という言葉は印象的でした。人は環境が要因でそういった負のオーラを身にまとってしまうことがある、ということです。当然と言えば当然ですが、いい学びになる言葉でした。

しかも、芸能界から離れた先輩たちの中には、そうやって周りから「落ちぶれた」目線で見られているうちに、本人も落ちぶれた感を漂わせるようになってしまった人もいた。たまにくるテレビの仕事にしがみつき、「いい番組がなくて」「自分に合う企画がなくて」と誰ともなく言い訳しつつ、小さなプライドを守り、次のステップを踏み出すことなく落ちぶれた感のなかに埋まっていってしまう。

 

 

気づいたこと

▼すべての情報に触れることは不可能 ー「独学のすすめ」

読みたいもの、知りたいことはたくさんあるのだけれど、全てを見たり聞いたりするのは現実的に無理なことです。

なので、自分にとって何が必要な情報か見極めて取捨選択することが重要です。また、それだけでは自分の知見を狭めてしまいますので、日ごろから興味のないことにも一定の割合で意識を向け吸収していくことが重要です。

 

 

以上。

疲れました。笑

今回やったことは、まさにこのブログの趣旨の通りだな~と思います。これからも、様々なことに触れ、旅のように寄り道しながら成長していきます。よろしくお願いします。

では。 

 

~合わせて読みたい映画編~

hiroakies.hatenablog.com