読書、映画のすすめ3
どうもhiroakiです。
最近、めちゃくちゃ読書や映画をして学んだことが多かったので、それぞれ簡単にまとめてみます。本当はもっともっと観たり読んだりしているので、おいおいまとめていきます。
▼前回からの続きになります。映画、読書のすすめ1
映画
▼ブラッド・ダイヤモンド
気づいたら見入っていた。終わった後、しばらく呆然としてしまった。構成セリフ回し映像、すごく考えさせられる内容だった…。レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・コネリー、ジャイモン・フンスー。また観たい。
— hiroaki (@hiroakies) 2019年2月5日
ブラッド・ダイヤモンド https://t.co/RYazASzlgA @AmazonJPさんから
1999年、アフリカのシエラレオネ共和国。ダイヤの密輸に手を染める元傭兵と貧しいながら幸せな生活を送る純朴な漁師。交わるはずのなかった二人の人生が、運命に翻弄され動き始める。
この映画、面白くて何度も観ました。レオナルド・ディカプリオの演技がうまい、ひとつひとつの仕草がカッコいい。ジェニファー・コネリーが美しくカッコいい。物語の緊迫感や躍動感。そしてセリフ回しが完璧で、映像が美しいです。倫理観など考えさせられることも多かった。何度も観たい映画です。
▼光
光、を観た。
— hiroaki (@hiroakies) 2019年2月11日
言葉遣いが美しかった。モニターの目の不自由な人の言葉が辛辣だった。例えばフィクションの話の場合は特に、表現することは難しいと思った。うーむ、面白かった。#Netflix
人生に迷いながら、単調な日々を送っていた美佐子(水崎綾女)は、とある仕事をきっかけに、弱視の天才カメラマン・雅哉(永瀬正敏)と出逢う。美佐子は雅哉の無愛想な態度に苛立ちながらも、彼が撮影した夕日の写真に心を突き動かされ、いつかこの場所に連れて行って欲しいと願うのだった。命よりも大事なカメラを前にしながら、次第に視力を奪われてゆく雅哉。彼の内面を見つめるうちに、美佐子の中の何かが変わりはじめる。
特にガイドを作っている主人公と、視覚障害者であるモニターの4人との下記やり取りのシーンが印象的でした。
モニターの正子 「美佐子さんはこの作品からどういうものをどういう感覚を受け取って、ガイドを作りましたか」
ガイドで主人公の美佐子「どういう感覚…うーん」
正子「作品にこう横たわっている感じ、作品から溢れ出てくる感覚。何だと思いますか?」
…
正子「私たち、映画を観ているときに、スクリーンを観ているような感覚よりも、もっともっと大きな世界に入り込む感覚で作品を楽しんでいます」
モニターの智子「もうひとつちゃんと世界があって、その中に自分が入っていってるってことですよね」
「ええ、そうです」
「いつの間にかそこにいるってことですよね」
「うん、いつの間にか私も中にいます。
同じ空気を吸って、同じ音を聞いて。いろんなものを感じて映画を観てます。
美佐子さん映画って、すごーく広い世界の中を生きてるんです。それをその大きな世界を、言葉が小さくしてしまうほど残念なことはないんです」
自分も小説を書いてみたいと思った時期があり、それを人に読んでもらいとても傷つくようなことを言われた経験があります。批評や批判は、何かしら表現をする人にとって経験があることではないでしょうか。特にこのご時世はSNSなどで何かしらの情報発信をしている人が多いですから、身近な悩み事でもあるかもしれません。
なので、映画を観ていると、書き手(作り手)である美佐子の気持ちや聴き手であるモニター(身障者)の気持ちが痛いほど伝わってきて、お互いの間に難しい重い空気のようなものが横たわっているのを感じました。
また、人間の持つ5つの感覚の中で、一番重要なものとされているのは「視覚(=光を受容する器官である眼が持つ機能)」ですが、この作品では弱視のカメラマンの視力がついに失われてしまいます。自分が当たり前のように目の前の光景を観ていることが、どんなにありがたいことなのか、気づくことができました。
▼湯を沸かすほどの熱い愛
湯を沸かすほどの熱い愛、を観た。
— hiroaki (@hiroakies) 2019年2月13日
家族のあり方を考えさせられる映画だった。宮沢りえ演じる主人公が様々な人を温かく包み込む人柄で、それがとても良かった。
オダギリジョーがだらしない男だった…。
銭湯・幸の湯を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔し銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら娘を育てていた。そんなある日突然、余命2ヶ月という宣告を受ける。その日から彼女は「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく。
Wikipediaも参考にみてください:湯を沸かすほどの熱い愛 - Wikipedia
「母親の強さ」を感じることができる作品。やはり子供を産み育てる母は強い、尊い!ですね。しかし、母・双葉は実は娘・安澄の実母ではないのでした…。
この作品から、母としてだけではなく、人としての強さや温かさを学ぶことができました。また家族のあり方を考えさせられる作品でもありました。
脚本・監督は、本作が商業映画デビュー作となる中野量太。今作のテーマについて中野は、「家族とは」を挙げ、「家族とは何だろうということはずっとテーマにしていて、それは今でも考えてるし、そこに答えは絶対にない」としながら、「でも、家族であることの喜び、1つひとつの家族の良い形はあるんだろうなと思います」と語っている。銭湯を舞台として選択した理由については、「銭湯が好きだったのと、不思議な場所だといつも思っていた」「知らない人同士が1つの湯船に入って、繋がって、しゃべったり、コミュニケーションをとったり。そういう人と人のコミュニケーションの場として面白いと思った。」と述べ、「それがやろうとしている今回のテーマにもピッタリだった」と語っている。
アポカリプト、を観た。敵の部族に村を襲われ捕虜になった男の話。様々な運も味方して敵を迎え撃つが、最後、文明を持った西洋人が大陸にやってくるという…。なんという運命だろう。面白かった。
— hiroaki (@hiroakies) 2019年2月15日
舞台はマヤ文明の栄える中央アメリカの密林地帯。平穏な生活を営む狩猟民族の集落を、マヤ帝国の傭兵部隊が襲撃する。そして拉致連行された村民たちを待っていたのは、見たことのないような先進的な文明を持つマヤの都だった。そして彼らは、何故自分たちがここに連れてこられたのか、《衝撃の真実》を目の当たりにすることになる・・・!
ある日、主人公のジャガー・パウは命からがら逃げてきた他の村の人間を目にします。
部族長の父スカイ「あの連中を見てお前は何を感じた?」
ジャガー「分からない」
「恐怖だ。心をむしばむ恐怖。連中はそれに冒されていた。感じたか?恐怖は病だ。魂の中に入り込む。お前の心の平安を、すでにむしばみ始めている。
心に恐怖を宿す男にお前を育てた覚えはない。心から恐怖を追い出せ。村に持ち込むな」
その後、村が襲われ捕虜となったジャガーは、マヤ帝国の戦士を倒しながら必死で逃げます。観ている人は、その緊迫感に思わず息をのみ、引き込まれることでしょう。
大きな滝へ飛び込み、勇ましく逃げるジャガー。滝上で立ち尽くす、追手の傭兵隊長ゼロ・ウルフに向かって叫びます。
「俺はジャガー・パウ。フリント・スカイの息子。親父からこの森を受け継いだ。
俺はジャガー・パウ。森の狩人。ここは俺の森だ。俺が死んだあと息子と孫がこの森を受け継ぐ。来てみろ!」
立ち向かう勇気をもらえる映画です。また物語の背景にある深いメッセージ性も感じられます。さすがメルギブソン監督。