東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法 山口真由さん
どうもhiroakiです。
以前からずっと気になっていた「7回読み」勉強法について、学んだことをまとめていきたいと思います。
7回読みの極意は「ひたすら繰り返すこと」
<心構え>
・勉強は楽しいものではなく、努力が必要と心得る。楽しくないからこそ、最短距離で目的を達成しようとする動機が生まれる。
・目的や目標に対しては「できる」という自信が不可欠。逆にいえば、時間的に到底達成できないような無理な目標は立てない方が得策。
・できないことがいけないのではなく、できないままでいることがいけない。はじめのミスはひとつの勉強、そこから多くを学んだものが勝ち。弱点を克服する時は、めげずに挑戦を続ける姿勢を持つ。
<実際の作業>
・テキストを「理解しよう」とせず、何度も流し読みする。全体像を頭に入れる。
・テキストは網羅性のあるものを選ぶ。頭の中に真っ白なノートがあり、そこに目の前の本をまるごと一冊写し取るように読む。まず目次から覚え、全体像→内容→細部の順に意識を向け、それを徐々に鮮明にしていく。
・「繰り返し読めば理解できる」ことを成功体験としてしっかり刻み込む。間違いを気にせず、ひたすら何度も解くうちに全体的な理解が深まる。
・覚えることによって、7回読みをするのが適切か、7回解きをするのが適切か選ぶ。
リサーチ読み:たくさんの本にさらさらと目を通す。文書検索で所蔵場所を探し、目的の本を見つけたら関連書籍も同時に手に取る。目次を見てどこに何が書かれてあるか確認し、流し読みをしながら関連性の高い部分を探していく。ピンポイントで必要な情報のみを収集していく。調べものをする時に役立つ。
感想
本書は、東大を首席で卒業した筆者の「これまでの自分の勉強史」がまとめられており、経験上「ひたすら7回繰り返す」ことがいかに効果的か力説しています。どちらかというとエッセーのような内容でした。
山口さんは「自分を信じる力、自信というものは、人がステップアップするときに欠かせないエネルギー源」だと話します。人は、小さな成功が雪だるま式に増えていくことでこの自信を形成できるのです。つまり、日ごろから「このぐらいできて当然だ」と考えるよりも、「こんなこともできた自分はすごい」と肯定的に捉え、自分をほめることが大切です(当分の自分の課題です…笑)。
では。
東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる 犬塚壮志さん
どうもhiroakiです。
最近、説明がなかなかうまくいかない…と悩んでまして、より上手に説明する方法についてヒントを得ましたので、学んだ内容をまとめていきます。
話を聞いてもらえない原因
分かるとは、自分がすでに持っている知識と新しい知識がつながること。自分と相手の間には、知識や理解度に差があり、そこに相手は“ムズカシイ”と感じる。
説明が分かってもらえない3つの理由
①相手の聞く姿勢
②自分が内容をよく理解していない
③相手の持っている知識を自分が把握していない
→分かってもらう説明には型がある。
IKPOLET( イクポレット) 法
①Interest興味をひく
「これが分かると、こんなことができるようになるんです!(≒これをわかっていないと、こんな悲惨な結果になります)」
人間の欲、恐怖を刺激する言葉を投げかける。相手の考えを否定せず、その人が今抱いている欲を大きな欲にするよう努める。そのために相手の欲は何なのか徹底的に考えること。
1一文に矛盾を入れる
「世界最弱のライオン」「健康にいい毒」「燃える氷」「ポイ捨てOKなペットボトル」など対義的な言葉やフレーズを入れる。極端かつ相手のイメージとかけ離れているほど効果的。
→矛盾によりモヤモヤ感を抱かせ、それを解消する説明を続けることで、相手にその人の想定できない変化を見せる。
2秘密を醸し出す
「誰にも言わないようにしていたんだけど…」
②Knowledge聴き手の持っている知識や認識を確認する
専門用語はなるべく小中学生でも分かる言葉に置き換えること。どうしても使う時は、一文に一語だけにして注釈を入れること。
1知識や理解度のレベルを知る
・相手に関する事前情報(知識・興味関心)をできる限り集める(Ex.講習会であれば対象者に関する情報など)。その際、相手の知識や理解度に対して、過度に期待し過ぎないこと。
・質問等(ペーパーテスト含む)で相手のリアクションを引き出し確かめる。
2上記1と到達ラインのギャップを見積もる
③Purpose目的を目標と切り離して示す
「〇は〇ができるようになるために必要なことです」「この目的は〇ということだから、そのためには〇をすればいいですよ」
④Outline全体像を示す
「今から、〇について話しますね」「今話してる〇って、実は全体の中のここの話です」
⑤Link関係性をつなげる
「実は、AとBにこんな関係があるんです」
因果関係、帰納法などによる法則性、伝える情報の周辺知識
⑥Embodiment,Example,Evidence具体化、事例、証拠を示す
「この本は、分かりやすい説明用フォーマットの型が学べます」
具体的なイメージを相手の頭の中に描く。演繹法を活用。
公的機関が公表しているデータ、自分の実体験や現場の情報などを活用する。
⑦Transfer転移
「実はこの方法って、こっちでも使えるんだよ」
知識や情報→一般化→別場面で応用
説明の3つの極意
①結果から逆算して説明する
②心の壁を壊す
心理的ハードルを下げる。相手を否定しない。
「このテクニック、ちょっとトレーニングすればできるよ」
③比喩
聴き手がかなりの確率で知っている知識を利用した喩え話や、擬人化でストーリー性をもたせる。
感想
本書は学習科学などから根拠を持ってきており、中々説得力のある説明となっていました。また、著者は元有名塾講師ということで、経験をもとに説明されていた点がとても良かったです。
また私の経験上、デキる人は上記のように何かしら自分独自の型(フレームワーク)を持っている人が多い気がします。現に、ある程度型(仮説)を持って問題に取り組むだけで、PDCAを行うことができ、より良い型(勝ちパターン)を導き出すことも可能なのではないかと考えます。
ちなみに表題の「頭のいい説明」とは、ここでは「対マス型の説明」を指しているようです。個人的に、対少数型の説明により興味がありますので、次回はそういったことを学んでみたいと思いました。
ではでは。