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日商簿記2級のおすすめ勉強法は独学!

どうもhiroakiです。

私事ですが、先日日商簿記検定2級を取得しました。

やはり取る価値のある資格だったと実感しております。少しだけ会計について知ることができたため、資格取得後は、これまでと違って世の中をより具体的に見ることができるようになりました。

例えばこちらの記事…

以前まではこの記事のいうところの子会社の出資比率の意味も知りませんでした。こういったことが分かり会計に関するニュース等が多少理解できるようになるなど、簿記2級は、確実に次のステップへの足掛かりとなっています。他にも勉強を通して様々な成長を実感しています。嬉しいことです。

そこで、今回は私なりに、日商簿記検定試験おすすめの勉強法をみなさんに伝授したいと思います。ぜひ参考にしてみてください。

 

簿記2級までは独学で大丈夫です

ちなみに簿記3級は個人商店(※現在は小規模の株式会社です)が前提となってますので、実務上その知識を使うという人にはそちらの資格取得もおすすめします。自分の場合は仕事上、簿記の知識が必要ですので簿記3級の知識は持っていました。しかし特に資格は必要ではなかったため、知識を証明する資格は取得していませんでした。

これから初めて簿記の勉強を始める人はまずは3級くらいは基礎として完璧に押さえてください。おすすめは教科書を図書館などで無料で借りて読むなどすれば費用もかからず良いでしょう。資格としては2級からで十分だと思います。3級は特に仕事上資格が必要とかでなければ、受験料がもったいないので受ける必要はないと思います。

hiroakies.hatenablog.com

 

ちなみに私は4月中旬ごろから2級の勉強を始め、6月9日の試験を受験したのですが、約2カ月間の勉強で、なんとか取ることができました。得点は8割でした。

というわけで、簿記3級と2級までは独学で十分取得できます。スクールを検討している人、3級受験を検討している人、つぎに紹介するおすすめの教材を使えばその必要はありません。

勉強期間は一般的にいわれている3カ月~4カ月(150~200時間)を目安に用意しておくのが吉でしょう。そうすれば余裕を持って取り組めます。

 

おすすめの教材

実は私、恥ずかしながら、今までに何度か簿記2級の勉強を挫折してます。理由はモチベーションが続かなかったためです。だってただ計算方法を覚えてもね(笑)、しかもつまらないし(笑)って感じで、冷めてまして。仕分けが人生の何の役に立つんでしょう、か?(笑)といった感じでした。

しかも簿記3級は受験料がもったいないという考え方でしたので、簿記の資格は持っていませんでした。

ちなみに、これまでに試した教材は以下のものです。

スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記 第11版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ)

スッキリわかる 日商簿記2級 商業簿記 第11版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ)

 

この2つは非常に人気ですが、私はおすすめしません。

全くおすすめしない(笑)今ではこいつらが簿記の魅力を半減させていると思っています(笑)それはちょっと言いすぎかな。

まあ、ぜんぜん分かりやすい、のですが、いかんせん内容がくどい…なのでつまらなく感じる…。内容は細かく網羅されていて親切ですが、優先して覚えるべき順に書かれていない…なので重要なものが分からず覚えるべきことが多く感じられ頭がパンクする…。各項目に特徴がなく忘れやすい…。などの欠点があります。

一時期はTACの猫が嫌いになり、スラスラ派へと移った私はある日、「神テキスト」に出会います。

 

それがこちら!パブロフくんテキスト。

このテキストは神です。

もう一度いいます。ゴッドです。なぜ言い方を変えた…。

本当に最初から最後までこのワンコには助けられました。猫嫌いの私にはぴったり(笑)まず読みやすい分かりやすい。覚えるべきところだけが書かれているので無駄がない。TACより分かりやすいストーリー仕立てになっていて処理のパターンが頭に入りやすい。文字ばかりでないので思い出しやすい。パブロフくん(犬)が「え~これも仕分けしなきゃいけないの?面倒くさい」とか言ってて、私たちの気持ちを代弁してくれたりして面白い(笑)

とにかく良いです。他のテキストと違い、まじめ過ぎず気軽に楽しく勉強できました。飽きずに勉強を続けられたため、本当におすすめします。

 

また、パブロフくんはウェブサイトやYouTubeで丁寧に解説してくれるんです。なので、テキストを読みつつ、分からない点をサイトで確認するのがおすすめです。問題の解き方など非常に参考になります。

その他、電卓の使い方から試験までの準備などについても知ることができます。作者はコメント欄の書き込みにも細かく返答してくれるので正直感動しました。

https://pboki.com/

ちなみに、作者は宮崎出身の公認会計士だそうで、自分と同郷のため勝手に親近感を抱いていました(笑)同じ県民として非常に誇らしいです。

他にもパブロフくんに限らず最近は動画やウェブサイトで無料の解説が手に入る時代になりました。これらをうまく活用すれば、スクールは全く必要ありません。私にも聞いてくれればコメント欄やツイッターでも可能な限り解答いたします。

 

また、テキストだけでなく、パブロフくんアプリもおすすめです。いやあ便利な時代になりましたね(笑)

アプリには商業簿記と工業簿記の2つがあります。

商業簿記は仕分けアプリです。これが本当に神アプリでした(笑)最高。とにかく繰り返し仕分けをすることで、仕分けに対するダルさや苦手意識が消えました。むしろ仕分けが得意になり得点源となるため面白くて仕方なくなります。歯磨きをしながらや、寝る前、休憩時間など、アプリは最低でも毎日15分くらいはしました。勉強したくない日はアプリのみでサクッと終わらせたこともあります。また、苦手な項目や間違えた問題を繰り返し解くことができるのでおすすめです。

工業簿記は基礎から演習問題までを網羅しています。こちらも、もはや神、でした。実は、工業簿記は今まで自分が試験を避けてきた要因のひとつでした。覚えることが多くて厄介、商業簿記で習った知識がうまく結びつかないためとっかかりにくい。そのため苦手で嫌いな科目でした。ですが、このアプリで全てが楽に解けるようになりました。いやほんとすごいと思いました。実は工業簿記はテキストは買わなかったんです。アプリと問題集だけで済みました。それに購入したのは試験の3週間前。焦りもあり半分神頼みでしたが、これが大当たり。まるまるっと楽に知識を吸収でき、面白いくらいに問題を解けるようになりました(笑)それくらいこのアプリはすごかった。おすすめなのは、アプリで解き方を押さえて問題集を解くという順で取り組むことです。これだけであの難解な工業簿記の問題が、すぐにできるようになります。

また、このアプリには購入者特典として6回分の予想問題演習がついてきます。なので、テキスト+アプリだけで試験に備えることが可能です。※テキストにも2回分の問題がついてきます。

値段はそこそこですが、正直このアプリはどちらもすごいです。このアプリのようにゲーム感覚で取り組めるものがなければ、自分のような怠け者は試験に受からなかったと言っても過言ではありません(笑)これは買って正解でした。

 

最後に、問題演習もお忘れなく。

簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記 総仕上げ問題集 第4版

簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記 総仕上げ問題集 第4版

 
簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 工業簿記 総仕上げ問題集 第3版

簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 工業簿記 総仕上げ問題集 第3版

 

簿記の試験はとにかくアウトプットできるようになることが大切。問題でAと問われたらBと答える、Cと問われたらDと答えるなど、これが早く引き出せるようになることが重要です。そのために、なるべく多くの問題に触れ、そして慣れてください。形式もそうですが、聞きなれない文言、時間内に解くための上手な解き方、など注意すべき点はいくつかあります。上記問題集を解きながら、これらを知ることで合格に近づけます。

さすがパブロフくんです。問題演習の解説も非常に分かりやすいです。他書籍の問題集と比べても圧倒的に理解が違いますのでおすすめします。

 

また、私はこちらのマンガ本を読みながら簿記の勉強をしましたが、これも良書でしたので紹介だけしておきます。こちらの書籍は、現在勉強中の仕分けが貸借対照表損益計算書のどこに反映されるのか意識しながら勉強できるので、飽き対策になりますし、精算表の問題を解く際にも効いてきます。

こちらもおすすめです。ちなみにアマゾンプライム会員ならプライムリーディングを活用して無料で読めます。

 

おすすめの教材は以上になります。

もし、上記テキスト代を押さえたいという人がいれば、

購入優先順位は①パブロフくん工業・商業簿記アプリ(6回分の予想問題付)②パブロフくん商業簿記テキスト、の順に必須です。あとは+αでいいと思います。

なぜこの順番かというと、実は簿記は特殊な試験で、いくら教科書を読み込んでも計算問題を解けるようにはならないため、問題を解けること、つまりアウトプットを繰り返すことが何より重要だからです。簿記の場合は、うまい解き方などもテキストではなく問題集に載っていることが多いんです。たまに他の人がパブロフくんテキストの内容が薄いとか最低限しか書いてないとか載せていますが、それは当然かなと…。そういう意味でいうと、テキストには最低限の基本的なことが分かりやすく載っている程度です(むしろ大原やTacのテキストにはない、学習者が気になる重要点について指摘していたりもします。これはおそらくウェブサイトなどに寄せられる読者からの多くの質問をうまく活用しているからだと思われます)。そして、この基礎知識をどのように使い問題を解くのかについては問題集やウェブサイトに載っていますので安心してください。さらにどーしても深く理解をしたい場合には下の分厚い書籍(私も使っている良書です)を読むとか、してみればいいでしょう。ただ、2級を押さえるという意味では、この書籍は全く必要ないです。税理士試験から必要になるレベルです。

財務会計講義(第20版)

財務会計講義(第20版)

 

また、商業簿記テキストは試験範囲が網羅されているものであれば古本でも大丈夫でしょう。無料のウェブサイトでも学習できるかと思います。ただ、一度でも挫折したことがある怠け者さんには断然パブロフくんテキストをおすすめします。分かりやすい上に、パブロフくんの問題集にすんなり取り掛かれます。それから基本的な仕分けができないと精算表等の問題を解くことができないので、仕訳アプリは必須です。

 

また、実は工業簿記はずっと昔から試験範囲が変わっていないので、図書館などで無料でテキストと問題集を借りれます。なので、テキストは不要です。アプリで解き方を覚えて借りてきたテキストや問題集、過去問を解きながら腕試しをする方法でも十分対応できます。

 

まとめ

以上をまとめると、私がおすすめする簿記2級勉強法は…

⓪独学が前提、ウェブサイト・youtubeを活用

①1週間から10日~まずは、集中して3級を押さえる

②1カ月~パブロフくん工業簿記アプリ(アプリ予想問題演習)、パブロフくん工業簿記総仕上げ問題集

②2カ月~パブロフくん商業簿記テキスト、パブロフくん商業簿記アプリ(アプリ予想問題演習)

③3カ月~パブロフくん工業・商業簿記総仕上げ問題集(アプリ予想問題演習)繰り返し

 

となります。

日商簿記検定試験2級は、とにかく7割を取れば合格です。基本的な問題は失点しない、難しい問題を解くよりもミスをなくすようにする、精算表等は「部分点」をしっかり狙いにいく、等すれば必ず7割には達します。そう、実はうまい解き方があるんです。

勉強する際はそれらを強く意識して、完璧主義になりすぎないことです。「どのように得点を重ねれば上手に7割のラインに達するか」意識して、ゲーム感覚で取り組むと勉強が楽しく続けられ、うまくいくでしょう。実は、気持ちのうえでは試験のことをあくまでも軽く考えておくことが、勉強を繰り返し続ける(=150時間こなし実力をつける)ための早道になります。つまらなく感じても、中々解けなくても諦めないことです。諦めず、上手に得点を重ねてください。

また、改めて伝えることではないかもしれませんが、勉強を続けきるためには、「自分はどうして簿記2級の取得が必要なのか」少なくとも自分自身ではっきりさせておく必要があります。そのために、テキストだけではなく、上記におすすめした初学者用の書籍などを読むことは非常に大切です。簿記の知識がどのように活かせるのか分かる意味でも、簿記の基礎を押さえる意味でも大変おすすめです。

またこの試験は、1年のうち3回受験できる機会がありますが、うわさでよく聞くのが、1/3回は難易度が低くなり合格率が高くなるということ。気になる人はこれまでの簿記2級合格率の推移を見てみるといいでしょう↓

https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/candidate-data/data_class2

ここから分かるのは、1回の試験でうまくいかなくても不合格がずっと続くことはきっとないということ。簿記2級はきちんと取り組めばいつか必ず報われる試験です。着々と取り組みましょう。

 

以上、簿記2級のおすすめ勉強法でした。なにかの参考になれば嬉しいです。質問等もぜひお待ちしています。問題を解く上での留意点など試験等に関する解説も改めて聞きたいという人がいらっしゃればコメントください。リクエストに応じて記事にしたいと思います。

では。