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お金に惑わされない生き方。お金ってそもそも何?その2

お金、お金、お金。

お金3つで鑫です。どうも私はhiroakiです。

前回はお金の歴史について説明しました。続きを紹介していきます。

 

経済とは何か

経済学という社会学をご存知でしょうか。経済ってお金の学問だと勘違いしている人がいますが、これはちょっとした間違いなんですね。合ってはいるんですが、正確ではありません。

まず、経済は「人と人とのやりとりそのもの」だと定義できます。そして、経済学の前提としているのが「合理的な行動を選択する人間(経済人)が行動を起こしたら何が起こりうるか」であることです。その行動を追うのが経済学です。

そうした場合、人の行動を追う基準にされるものが「お金」という指標です。

ですから、経済学はお金の学問であると言い切るのは斜めから捉えていると思います。もし世の中の価値観が変わって「経済学=お金の学問」となればいいですが、本来は「経済学=選択の学問」です。これを踏まえると、経済学でやろうとしているのは人の選択を追い、社会のあり方を考えるということです。

「学問のことはどうでもいいんだよな~」

と思ったそこの人。この学問が日本だけでなく世界の様々な社会制度(法律)に影響を与えてきたんです。

つまり社会は経済学を参考にお金を成り立たせて(存在を保証して)います。なので、お金の使い方、作られ方、などそもそも概念としてのお金の存在を規定しているのは社会です。例えば、お店で得るポイントカードのルールを規定しているのはそのお店ですね?それと同じことが国レベルで、逆にいうと個人レベルでも起こっています。

なので、お金の正体を考えるにはその社会でお金がどのように成立しているのか考えるといいでしょう。社会制度を押さえるといいでしょう。すべて知ることはできませんが、それら概念を大まかに理解しとくと選択がうまくなります。つまりお金の有効活用ができます。

そもそも価値は数字に表せない

元々、世の中のあらゆる価値を数字に表そうと試みて始まったのが経済学でした。そうして現在多くのものには値段がつきました。

しかし、人によってそれがいくら分の価値があるのか異なるため、ものの値段は変わってしまいます。

価値を数字で表すことは難しいことなんです。

例えば「料理」なんかは面白い例です。料理の価値はどう決まるでしょうか。料理の価値を決める要素として「おいしさ、美しさ、、」など様々挙げられますが、ここでは「おいしさ」を取り上げてみましょう。「おいしさ」をお金で表現するのは難しいですね。今でこそ食べログなどあり参考にできますが、しかし厳密にいうところこの「おいしさ」という人間の価値基準をお金の基準に直すのは困難ですね。このように、価値をお金の数値で表すことはそもそもできないことです。なので、他の方法で価値を表そうとする試みも増えているんです。例えばフェイスブックツイッター食べログの「いいね」はその最たる例です。承認を数値化しているんですね。今では「いいね」をお金で買うこともできるわけですから、お金の基準だけで信用を表すことも適切ではないということが分かります。

これが分かれば、「目の前のものがいくらというものは厳密に決まっておらず単なる相場でしかない」ということが分かります。ものの価値はお互いの信用によって変動します。なので、悪徳商法ではありませんが、本来何の価値もない壺に云百万の価値が生まれたりするのはこのためです。これは馬鹿にできません。

下記の記事を読んでみてください。大気汚染のひどい中国では綺麗な空気が売れるということが起こっています。

gigazine.net

今でこそ当然のことのように感じるかもしれませんが、日本でも以前「ただの水」を商品にしようとした人が悪徳業者のように扱われた時期がありました。しかし今では立派なビジネスになっています。

「保険」は「将来に対する不安」を皆で解消しようということで「保障」を売っています。これは言い換えれば「不安解消」を買っているとも言えます。なので、将来の不安が大きければ大きいほど値段が高くなりますね?

他にも、「お金」で「お金」を買うことも可能です。交換することで日本円でドルを買えますね。また、以前メルカリでお金を売り買いする人が増えて社会問題化しましたね。こういうことは起こりうるということです。

www.huffingtonpost.jp

また、最近は仮想通貨が話題になっていますね。DMMのサイトでもう一度確認してみるのもいいでしょう。

bitcoin.dmm.com

これ「新しい通貨」と呼ばれたりしてますね。これが新しいものといわれる理由は色々あるわけですが、お金の歴史を思い出してみてください。そうすれば違いが分かりますね。それに、今までのポイントカードとあまり変わらない概念です。ただ違うのは、「誰か」による保証がないことです。それが、仮想通貨の信用力を下げていますので、その信用力をどうやって高めるかが課題となっています。人気が高くなり、流通量も増えていますので、互いに貨幣を交換してくれる人は増えています。そのため信用力は以前に比べると高まっているといえますが、まだまだというのが現状です。この通貨をどのように保証するのか、というのはこれからの国家間の課題となります。例えば社会的信用を得ることができて貨幣として一定の地位を得れば、仮想通貨で物の売り買いも可能になるでしょう。

繰り返しますが、これらに共通していえるのは、そもそも、ものの価値は定まっていないし流動的だということです。そのため物価変動は常に起こりうります。ビジネスをやる人はそれをうまく利用すべきでしょう。

 

 

今回は以上です。次回も色々書きますので、ご参考ください。

では。

 

以下の記事も参考にしてみてください。いい教材ですので、参考になるかと思います。

hiroakies.hatenablog.com